新たに深刻な課題に直面しつつも、ロータリーは会員と世界の人々のために働き、恒久的な平和を築くために尽力し、全ての活動に帰属意識とインクルージョンを浸透させています。そんなわけで、私はロータリーの皆さんに「世界に希望を生み出そう」と呼びかけています。
今年度私は、メンタルヘルスを支援するためのプロジェクトを優先的に行っていきます。この取り組みは、個人的にも強い思いがあります。誰かが声も上げられずに苦しんでいるのを見守るということがどういうことか、私はよく知っています。また、これまで人と人とがつながり合う力や、心の健康と幸せについて話し合うことの価値、予防的ケアと治療が一人の命を救い得ることを見てきました。
己の幸せを守る効果的な方法は、人に親切にすることという研究結果があります。そして、一人一人が心の平安を築くことで、世界に平和をもたらすことができるようになります。
ロータリーの本質は平和を築くこと。私たちの奉仕プロジェクトの多くは、積極的平和のための土壌づくりです。障壁を乗り越え、新たなつながりを築くために、ロータリーはたゆまぬ努力を続けています。今年度は、こういった大切なつながりを強化するためにも、オンラインでの国際交流を促進します。
平和は夢見るものではなく、受動的な物でもありません。一生懸命努力し、信頼を獲得し、難しいかもしれませんが、オープンな対話をすることで得られるものです。平和は粘り強く、勇敢に実践しなければなりません。ロータリーの重点分野で行う全ての活動が、平和を可能にする希望を育む力を秘めています。
人とのつながりと目的意識を定めることが、あらゆるロータリー会員を奮い立たせてくれることでしょう。素晴らしいクラブ体験を提供できるよう、クラブのリーダーが尽力すれば、より多くの会員を維持することができ、より多くの入会候補者がロータリーに関心を持ってくれます。今まで以上に居心地良くて、魅力的なクラブを築き上げましょう。
目標は例会から奉仕活動まで、帰属意識を高めることです。誰もが自分らしくいられる、包摂的で居心地の良い環境をつくり続けることです。ありとあらゆる行動人が「ロータリーには自分の居場所がある」と思えるような場にする必要があります。そうできるかどうかは私たち次第です。
今年度、私は、多様性、公平さ、インクルージョンに焦点を当て、ロータリーが奉仕する地域社会を反映し、人の持てる才能と経験の全てを活用するための重要な方策を引き続き講じていくことで、全人類により良く奉仕します。また、女性や女児が秘めている可能性を解き放つのを助けることで、女性や女児のエンパワメントを続けていきます。
18世紀、スコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズ(1759‐96)は、全世界が親族になり、「良識と真価を全世界に広める」と述べています。これはこれまでの私の人生の行動へ呼びかけとなってきたもので、今年度の旅を始めるに当たって、今皆さんと共有したいと思います。ロータリーの中に平和を築き、それを存分に広めていきましょう。帰属意識を育て、ロータリーの未来を新たに思い描きましょう。共に楽しく力を合わせて、世界に希望を生み出しましょう。
2023-24年度 国際ロータリー会長 ゴードンR.マッキナリー
2023-24年度RI会長のテーマは「世界に希望を生み出そう」
CREATE HOPE In the WORLD です。
そして私は地区のスローガンを
"和気満堂"としました。
少しだけ目を開いて周りを見てみませんか? 色々な物が、色々な人々が居ます。
少しだけ耳をすましてみませんか? 色々な音が聞こえてきます。
色々な人と握手をしてみませんか? 大きい手、小さい手、細い手、たくましい手。
皆んな温かい手をしていますよ。
これが"和気満堂"と理解しています。
"満堂和気生吉祥" 部屋いっぱいの和やかな空気が、めでたい兆しを表す。
満堂の和気、吉祥を生ぜしむ。
ゴードンRI会長エレクトのテーマ"希望"はまさに平和な土壌に育みます。"和気満堂"も私達の心の中にクラブの中に、地区の中に、世界中に和やかな空気が満ちますようにという思いです。
地区として重点的に取り組む事
○ 会員増強
○ ポリオ根絶
○ D・E・Iの推進
○ MY ROTARY を使おう
2023-24年度 国際ロータリー第2830地区
ガバナー 築館 智大